もう駄目だ〜という時に「じゃまいか」を使おう

そんなに簡単に、心は楽にならないよ、という方は、「じゃまいか」という言葉を3回唱えてみましょう。

「○○しなくちゃ、いけない」というあなた…… 「じゃ、まいか(それは、ほんとうにいま・すぐにしないと困ることなの? あせらなくてもいいかもしれない)」

どうでしょう、プレッシャーが軽くなり、心の緊張がやわらいできませんか。

「私がわるい」と落ち込んでいるあなた…… 「じゃ、まいか(私一人で思い込んでいるのかもしれない。実際、相手は、そんなふうに思っていないのかも……きちんと聞くまでネガティブな考えにとらわれないようにしよう)」

そう考えると、希望がみえてきて、すこし気分が明るくなってきませんか。

「じゃまいか」は、「どうでもいい」というような投げやりな言葉ではありません。 思い込みや考え方の「くせ」で、現実ときちんと向き合うことができなくなってしまったり、合理的に考えることができなくなっている心の状態をリセットする言葉です。ものの見方・考え方の視点を切り替えて、現実を受け入れながら柔軟に対応していく心の余裕を生み出していきます。つまり、心のスイッチを切り替えるためのキーワード、合い言葉なのです。

書籍「こころの体操 じゃまいか」より